前頭葉の血流アップで認知症、鬱、不眠を良くする方法
前頭葉の血流アップで認知症、鬱、不眠が改善
認知症、鬱、不眠、そしてストレスは脳の血流が低下すると言われています。
特に精神疾患の鑑別には脳の血流を見るものがあります。
脳の血流に関しては、健康な人ならば一時的にストレスで落ちてもすぐに回復します。それは、運動や睡眠、脳への刺激が常にあるからです。
では、すでに前頭葉の血流が悪くなって生活に支障をきたしている人はどうしたらよいのでしょうか。
軽度認知症と判断された母のために色々と調べてみました。
①噛むことが大切!
お菓子のグリコがポッキーをもとに噛むことの大切さを調べた試験を行っています。長さが短いお菓子と長いお菓子では長いお菓子の方が脳の血流を良くしたというデータです。脳の血流にかかわらず良く噛むことは健康に不可欠です。
グリコの研究
http://www.glico.co.jp/laboratory/stick/
また、噛む回数は30回以上がよいと言われています。認知症などの重い人は刻み食などで噛むようなものではないという声もあるかもしれません。口を動かすことが大切です。飲み込みに問題がなければ噛む動きをしましょう。
日本咀嚼学会のページで詳しくかかれています。
日本咀嚼学会
http://sosyaku.umin.jp/info/file/info01.pdf
②音読と計算
音読をすることで好きな映画などを観るよりも脳の血流が回復するとの実験結果が報告されています。音読をすることで会話レベルも上がるようです。
東北大学データ
http://www.jst.go.jp/kisoken/seika/zensen/03kawashima/
朗読などの集まりがありますが、そういったところに参加して見るのもよいと思います。前頭葉の血流が低下するような疾患は人とのコミュニケーションが有効なことがあります。
③運動
歩いたり手を使う運動も前頭葉の血流アップに効果的です。
複雑な動きが出来ない人もいますが、トレーニングによりできるようになっていきます。薬だけでなく運動にかかわらず行動はトレーニングをすることにより改善することがあります。五本の指を使うことさ頭を刺激するそうです。
実際に体を動かして脳を刺激することは血流の回復に有効です。
また、学生時代のことを思い出して毎日ある程度の時間を勉強だと思ってトレーニングのために確保しましょう。
出来なくても少しずつやってみましょう。やらなければ出来なくなって行くのは当たり前です。
歩くことは大切です。
それは足裏がポンプの役割を果たしているからです。歩いて足の裏を刺激することで血液が全身に回ります。
よく歩けない人でも椅子に座って足踏みをするように言われるのはこのためです。歩けなくても足踏みをしてみましょう。
http://www.karadane.jp/articles/entry/news/006236/
④寝る
寝れたら一番よいのですがこれが出来なくて困っている人が多いと思います。
深夜から明け方まで眠ることで脳の血流全体が回復するはずです。それはこの時間にしっかり眠ることで血液が作られて血流も回復するからです。
寝れたから回復するのか、回復するから寝れるのか謎です。
ふじみ野市保健センター
http://www.city.fujimino.saitama.jp/doc/2014102100399/file_contents/1kasseika.pdf
規則正しい睡眠を習慣付けることにより、睡眠の質もあがります。
寝る前は物を食べないようにしましょう。胃腸が休まらず眠りも浅くなります。また、トイレに行くために目を覚ます可能性も上がります。