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薬の副作用がなくなるのに必要な期間

薬を飲んで副作用が出た時にどのくらいでなくなるのか!?

 

病院でもらった薬を飲んで副作用を経験した人は多いと思います。

 

風邪をもらって便秘や下痢、腹痛を飲んだ後に起こしたことはありませんか?

薬を飲んだ後に気分が悪くなったり、眠くなったり、痒くなったり、口が渇いたり枯れたりすることは、その薬によっては珍しいことではありません。

 

びっくりされるかもしれませんが、薬の副作用は大なり小なり一度は経験していてもおかしくは無いのです。

一般的な薬はずっとは飲み続けないので、効果がしっかりあれば軽度の副作用は気にしなくて良いことが多いです。

 

一方で、長期的に長く飲む薬は副作用が出た場合には必ず医師に言って薬の変更を相談しましょう。

 

薬を飲んでから薬が体外に完全に出る時間を見るには薬の添付文書の薬物動態を見ればわかります。

 

薬の添付文書はどの薬も必ずネット検索をすれば出てきます。

Tmaxが薬の体内での濃度が一番濃くなる時間です。

一方でT1/2は薬の濃度が半分になる時間を示しています。

このT1/2の時間に4から5を掛け算した時間が薬の濃度がピークになってから、体の中の血液から薬が完全になくなるまで時間の目安だと言われています。

なので、TmaxにT1/2×5が飲んでから薬が完全に体外に出る時間と考えられます。

高齢者の場合は薬の代謝が落ちるので若者に比べると、薬が体から消えるのに時間がかかります。

薬によっては若者と高齢者で薬物動態が別々に記載されています。

 

薬が完全になくなってからもしばらく副作用の症状が残る場合もありますが、一般的には症状がなくなるものがほとんどです。

薬の副作用データを詳しく調べていただければ、ほとんどの副作用が服薬中止によって消失するのがわかると思います。

 

副作用が出る出ないは男女差や年齢の差があります。女性の方がふるえの副作用が出やすい、男性の方が尿が出にくくなる副作用が出やすい、高齢者の方が喉の乾く副作用が出やすいなどです。

 

また、その人の体質もあるので、一度副作用が起こった薬の同系統の薬をもらう時はそのことを医師に伝えてください。

特にかゆみやポツポツができるといったアレルギーのようなものは体質の可能性が高いです。添加物の違う同じ薬に変えるだけで変わったりもします。

同系統の薬でもある種類の副作用が出やすい出にくいがあるのです。